映画『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01 恐怖降臨!コックリさん』ネタバレなし感想・評価|まさかの復活!工藤Dが令和に殴り込み【レビュー】
映画『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01 恐怖降臨!コックリさん』ネタバレなし感想・評価。8年の沈黙を破り、あの最強ディレクターが帰ってきた!新たな怪異、変わらぬ暴力。令和の世に放たれる劇薬。
60秒で結論買うべき?観るべき?
GOOD
工藤Dが全く衰えていない(むしろパワーアップ)。コックリさんの新解釈。
BAD
ファン向け要素が強い。新規はFILE-01から見るべき。
伝説は死んでいなかった
『最終章』から8年。 もう彼らに会えることはないと思っていました。 しかし、彼らは帰ってきました。 「超」をつけて。
工藤D、市川さん、田代カメラマン。 お馴染みの3人が画面に映った瞬間、実家に帰ったような安心感と、「また面倒なことになるぞ」という予感が入り混じります。 「相変わらずだな、お前ら!」と声をかけたくなります。
舞台は令和。 YouTuberやTikTokが流行る現代に、昭和の遺物のような工藤Dがどう立ち回るのか? 心配無用でした。 彼は、時代なんて関係なく暴れます。 むしろ、コンプラにうるさい現代だからこそ、彼の無茶苦茶さが輝くのです。 「バズる」とか「炎上」とか、そんな言葉を工藤流に解釈して利用する姿は頼もしい限り。
コックリさん vs 物理攻撃
今回の敵は「コックリさん」。 狐の霊を呼ぶ、あの有名な遊びです。 しかし、コワすぎ!にかかれば、ただの狐ではありません。 もっと凶悪で、物理的な力を持った何かです。
対する工藤D。 ブランクを感じさせないキレッキレの暴力。 「狐なら〇〇が弱点だろ!」という独自の理論(偏見)で攻め立てます。 新しい武器も登場しますが、やっぱり基本は気合いと根性。
「霊体だろうが何だろうが、俺の前では関係ねぇ!」 そのスタンスは、令和になっても健在でした。 むしろ、年齢を重ねて頑固さに磨きがかかっています。 コックリさんの紙が、あんな風に使われるなんて、誰が想像したでしょうか。
変わったもの、変わらないもの
8年の歳月は、彼らをどう変えたのか?
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| 工藤Dの体力 | おじいちゃん化してるが強い |
| 市川さんの貫禄 | 完全に手懐けている |
| 田代のカメラ | 相変わらずブレる |
【解説】 工藤Dは少し老けましたが、狂気は増しています。 腰が痛いと言いながらも、アクションシーンでは若手俳優以上の動きを見せます。 市川さんは、工藤Dの扱いに慣れすぎて、もはや猛獣使いの風格。 「はいはい、工藤さん落ち着いて」とあしらう姿は、長年連れ添った夫婦のよう。 二人の漫才のような掛け合いを見ているだけで、ファンは涙が出るでしょう。
そして、物語の構造。 前半の理不尽なホラーパートから、後半の怒涛の展開へ。 「これだよこれ!」と言いたくなる様式美。 新しさの中に、しっかりと「コワすぎ!らしさ」が詰まっています。
新たなる戦いの幕開け
本作は、単なる同窓会的な作品ではありません。 「超コワすぎ!」という新シリーズの開幕宣言です。
新たな謎、新たな敵。 そして、「赤い女」の影。 かつての戦いを踏まえつつ、さらにスケールアップした世界観が提示されます。 ただの懐古主義で終わらせない、白石監督の野心を感じます。
特にラストシーン。 「そう来るか!」という驚きと、「早く続きを見せろ!」という渇望。 白石監督は、まだ私たちを解放してくれないようです。 (喜んで囚われますが)
結論:おかえり、クソッタレな日常
この映画を見ることは、劇薬を飲むようなものです。 常識や倫理観が麻痺し、暴力が正義に見えてくる。
でも、それが最高に気持ちいい。 ストレスの多い現代社会にこそ、工藤Dが必要です。 言いたいことも言えない世の中で、代わりに叫んでくれるヒーロー(?)。
「運命に逆らえ!」 その言葉を再び聞けただけで、明日も生きていけます。 ファンはもちろん、これからコワすぎ!沼にハマる人にも、最高の入り口となるでしょう。 さあ、狂気の宴の再開です。
作品情報

小林 祐太
TV60編集長。脚本構造と映像技術の分析に基づいた『構造批評』を得意とする。ガジェットレビューでは、スペック数値よりも『生活への定着度』を重視し、最低1ヶ月以上の実使用を経た上での評価を徹底している。
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