HOME/CINEMA/ 2026-01-23

映画『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01 恐怖降臨!コックリさん』ネタバレなし感想・評価|まさかの復活!工藤Dが令和に殴り込み【レビュー】

映画『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01 恐怖降臨!コックリさん』ネタバレなし感想・評価。8年の沈黙を破り、あの最強ディレクターが帰ってきた!新たな怪異、変わらぬ暴力。令和の世に放たれる劇薬。

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SCORE
RANKA

60秒で結論買うべき?観るべき?

GOOD

工藤Dが全く衰えていない(むしろパワーアップ)。コックリさんの新解釈。

BAD

ファン向け要素が強い。新規はFILE-01から見るべき。

伝説は死んでいなかった

『最終章』から8年。 もう彼らに会えることはないと思っていました。 しかし、彼らは帰ってきました。 「超」をつけて。

工藤D、市川さん、田代カメラマン。 お馴染みの3人が画面に映った瞬間、実家に帰ったような安心感と、「また面倒なことになるぞ」という予感が入り混じります。 「相変わらずだな、お前ら!」と声をかけたくなります。

舞台は令和。 YouTuberやTikTokが流行る現代に、昭和の遺物のような工藤Dがどう立ち回るのか? 心配無用でした。 彼は、時代なんて関係なく暴れます。 むしろ、コンプラにうるさい現代だからこそ、彼の無茶苦茶さが輝くのです。 「バズる」とか「炎上」とか、そんな言葉を工藤流に解釈して利用する姿は頼もしい限り。

コックリさん vs 物理攻撃

今回の敵は「コックリさん」。 狐の霊を呼ぶ、あの有名な遊びです。 しかし、コワすぎ!にかかれば、ただの狐ではありません。 もっと凶悪で、物理的な力を持った何かです。

対する工藤D。 ブランクを感じさせないキレッキレの暴力。 「狐なら〇〇が弱点だろ!」という独自の理論(偏見)で攻め立てます。 新しい武器も登場しますが、やっぱり基本は気合いと根性。

「霊体だろうが何だろうが、俺の前では関係ねぇ!」 そのスタンスは、令和になっても健在でした。 むしろ、年齢を重ねて頑固さに磨きがかかっています。 コックリさんの紙が、あんな風に使われるなんて、誰が想像したでしょうか。

BEYOND THE 60 SECONDSここから先は、深掘りレビュー。
Technical Review

変わったもの、変わらないもの

8年の歳月は、彼らをどう変えたのか?

評価項目評価
工藤Dの体力おじいちゃん化してるが強い
市川さんの貫禄完全に手懐けている
田代のカメラ相変わらずブレる

【解説】 工藤Dは少し老けましたが、狂気は増しています。 腰が痛いと言いながらも、アクションシーンでは若手俳優以上の動きを見せます。 市川さんは、工藤Dの扱いに慣れすぎて、もはや猛獣使いの風格。 「はいはい、工藤さん落ち着いて」とあしらう姿は、長年連れ添った夫婦のよう。 二人の漫才のような掛け合いを見ているだけで、ファンは涙が出るでしょう。

そして、物語の構造。 前半の理不尽なホラーパートから、後半の怒涛の展開へ。 「これだよこれ!」と言いたくなる様式美。 新しさの中に、しっかりと「コワすぎ!らしさ」が詰まっています。

新たなる戦いの幕開け

本作は、単なる同窓会的な作品ではありません。 「超コワすぎ!」という新シリーズの開幕宣言です。

新たな謎、新たな敵。 そして、「赤い女」の影。 かつての戦いを踏まえつつ、さらにスケールアップした世界観が提示されます。 ただの懐古主義で終わらせない、白石監督の野心を感じます。

特にラストシーン。 「そう来るか!」という驚きと、「早く続きを見せろ!」という渇望。 白石監督は、まだ私たちを解放してくれないようです。 (喜んで囚われますが)

結論:おかえり、クソッタレな日常

この映画を見ることは、劇薬を飲むようなものです。 常識や倫理観が麻痺し、暴力が正義に見えてくる。

でも、それが最高に気持ちいい。 ストレスの多い現代社会にこそ、工藤Dが必要です。 言いたいことも言えない世の中で、代わりに叫んでくれるヒーロー(?)。

「運命に逆らえ!」 その言葉を再び聞けただけで、明日も生きていけます。 ファンはもちろん、これからコワすぎ!沼にハマる人にも、最高の入り口となるでしょう。 さあ、狂気の宴の再開です。

作品情報

時間81分
視聴難易度
家族向け要確認
配信Amazon Prime
小林 祐太
WRITTEN BY

小林 祐太

TV60編集長。脚本構造と映像技術の分析に基づいた『構造批評』を得意とする。ガジェットレビューでは、スペック数値よりも『生活への定着度』を重視し、最低1ヶ月以上の実使用を経た上での評価を徹底している。

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